【新唐人2013年6月14日付ニュース】6月11日、中国の有人宇宙船“神舟10号”が打ち上げられました。しかしその前日、中国西安飛行機工業集団が製造したMA60型旅客機(中国語名:新舟-60)がインドネシアとミャンマーでそれぞれ事故を起こしました。ミャンマー国営航空は同型機の運行をすべて中止にし、インドネシアでも特別検査を行っています。
6月10日、ミャンマー国営航空のMA60型旅客機がオーバーラン事故を起こしました。ミャンマーでの同型機による事故はここ1ヶ月で2度目です。
ミャンマー国営航空は同型機の運航を全て中止し、検査を行うよう求めています。
一方、インドネシアでも10日、ムルパティ・ヌサンタラ航空(Merpati Nusantara Airlines)のMA60型機が着陸の際、胴体やプロペラが地面に触れるハードランディングになりました。搭乗していた50人のうち、複数人が負傷し、飛行機は大破しました。
報道によると、中国製の小型旅客機MA60は運航開始から事故が頻発しています。最も重大な事故は2011年5月、インドネシア・ムルパティ航空の同型機が西パプア州沖で墜落した事故で、乗客乗員25人全員が死亡しました。
中国南方航空の元パイロット・高さんによると、中国の航空機製造技術は世界的なレベルには程遠く、安い価格で競争に勝っていると明かします。
南方航空公司元パイロット 高さん
「中国人の頭が悪いわけではありません。ただ中共の体制下では、科学研究分野において多くのインチキ行為が行われています。また一部の人は近道や模倣を好むので、中国と西洋のものを合わせたりしますが、品質面はクリアしていません」
この元パイロットによると、中国のMA60型旅客機の主な輸出先は小さな国や外交面において中国に近い国で、およそ半分は贈呈しているようなものだと話します。
元北京空軍軍事教練器材研究所少佐 胡志明さん
「中共が面子プロジェクトの道具に使っているこれらのものには巨額が投じられています。実際は多額の税収を使って、腐敗がもたらした危険の穴埋めをしているのです」
北京空軍軍事教練器材研究所の元少佐・胡志明さんは、先日打ち上げられた有人宇宙船“神州10号”の品質について、“問題がないとも断言できない。しかし、中国当局が万が一のために巨額を投じていることは間違いない”と示しています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/06/12/atext913188.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/工)